スズメバチが幼虫を巣から運び出し、捨てているのを見たことがあります。

なぜ、このような行動をしているのか気になったので調べてみました。

スズメバチ 幼虫 捨てる 運ぶ

スズメバチの幼虫

スズメバチの幼虫は育房の中に頭を下にしてぶら下がっていて、成虫が与えるエサを食べて育ちます。

幼虫は卵からかえると、4回脱皮して5齢幼虫になります。

5齢幼虫は口から繊維をだし育房にふたをし、その中でさなぎを経て成虫になります。

種類により差はありますが、卵から成虫になるまでだいたい4週~5週間かかります。

スズメバチの幼虫は完全に肉食です。

成虫が捕獲してきた昆虫や小動物でできた肉団子を食べて成長します。

ときには、花の蜜や動物の体液などの液体も成虫がエサとして持ち帰るのでそういった液体も食べます。

スズメバチの成虫と幼虫の関係

スズメバチの幼虫は、自分で巣内を移動したり狩りをしたりする能力は一切ありません。

だから、スズメバチの成虫は幼虫の世話をしエサを与えるかわりに、幼虫の唾液腺から分泌される栄養液を口移しで受け取りエサとしています。

このような食物の交換を栄養交換といい、スズメバチの社会は幼虫と成虫がお互いに依存しあっている関係です。

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スズメバチが幼虫を捨てる?

スズメバチは秋くらいになると、オス蜂と新女王蜂が育てられるようになります。

その時期になると、新しく働き蜂が育てられることがなくなるので、働き蜂の数が減少していき、巣全体がエサ不足に陥ってしまいます。

そうなると、スズメバチの成虫と幼虫は栄養交換をして相互に依存しあっている関係ですが、働き蜂は、育房から幼虫を引き抜き肉団子にして他の幼虫に与えるようになります。

また、スズメバチは冬になると生きていけないので、それまでに成長が間に合わない幼虫や、弱ってしまった幼虫などは巣から引き抜いて運び出し捨ててしまいます

まとめ

スズメバチの幼虫は育房の中から動くことは出来ず、成虫にエサを与えてもらうなどのお世話をしてもらって成長していきますが、エサをもらうかわりに唾液腺から栄養液を分泌しています。

成虫にとってこの分泌液は欠かすことの出来ない栄養で、この栄養があるから狩りや攻撃などができています。

このように幼虫と成虫、お互いが支え合って生きているのだということを知りました。

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