スズメバチはいつごろ活動を始めるのでしょうか。

また、たくさんの部屋がある大きな巣は、夏場の温度調節などはできているのでしょうか。

調べてみました。

スズメバチ 活動 温度 気温 時期

女王蜂の目覚めと産卵

4月ごろ、越冬から目覚めた女王蜂が活動を始め、5月ごろに巣作りと産卵にとりかかります。

気温が不安定なこの時期、急に冷え込んだときなどは、卵や幼虫が凍えないように女王蜂が羽を震わせ、筋肉から熱を出して巣を温めます。

そうして産卵と巣作りを繰り返し、働き蜂を増やしながら巣を大きくしていきます。

コロニー形成

8月の後半ごろには巣が大分大きくなり、働き蜂の個体数も増えています。

集団で生活するこの形態をコロニーとよびます。

この時期になると、来年の女王蜂と王蜂の育成が始まり、それまでよりも大きめの育房(幼虫を育てる部屋)が作られます。

働き蜂は、新しい女王と王のために一所懸命タンパク源を集めます。

キイロスズメバチなどは、1万室の育房がある大きな巣に1000匹以上の女王蜂を育てることもあります。

このため、新女王蜂が羽化して旅立つ10月ごろまで、蜂たちの活動が最も活発になり、巣に近づいたものに対する攻撃も厳しくなります。

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巣の断熱構造

スズメバチの巣はもともと外被が二重三重構造になっているため、暑さ寒さをしのぎやすくなっています。

秋が深まり気温が低くなっても、巣の中は32度くらいに保たれているのです。

巣の温度管理

スズメバチのもともとの出身地は、中国内部の亜熱帯の高原だと考えられており、種類によっては暑さに弱いものもいます。

そこで、猛暑の日には巣の温度を下げる必要があります。

この方法には、水を運んできて壁に塗りつけるものがあります。

同時にほかの蜂が羽を震わせ、風を起こします。

体が濡れているときに風に当たると、乾いているときよりもひんやりします。

この原理を利用しているわけです。

また、巣の中が密集すると温度が上がるため、一部の働き蜂が巣には入らず、外側に止まっていることもあります。

まとめ

さまざまな能力をもち工夫を凝らしているスズメバチですが、近ごろの環境汚染による気温変動の影響を受けて、生活が厳しい状況に追いやられているのは間違いないようです。

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