スズメバチには、何度もさせる毒針や、人の命を奪う毒などを持っていたり、時速40キロもの早さで飛ぶことの出来る羽を持っていたりします。

そういった体の構造や秘密について調べてみました。

スズメバチ 毒針 体 羽 毒 構造

スズメバチの体のしくみ

スズメバチは昆虫の仲間なので、体は頭・胸・腹の3つに分かれていて、4枚の羽と6本の足があります。

目は複眼と単眼の両方を持っています。

スズメバチの成虫は腹と胸の間の腰の部分が細くくびれていて、昆虫などの固形のエサは通らない構造になっています。

そのため、肉食なのは幼虫のみで成虫になると、幼虫の出す分泌液や花の蜜などをエサとして食べます。

口の両側には丈夫な大顎があり、これで木をかじって巣材にしたり、幼虫のエサとなる昆虫を捕らえたりします。

舌はヤスリのようにざらざらしていて樹液や蜜をなめるために使います。

更に、スズメバチのメスには腹の先に毒針が付いています。

この毒針は産卵管が変化したものなのでオスのスズメバチにはありません

羽は前羽と後ろ羽がかぎでつながっていて一緒に動くので2枚のように見えます。

毒針の構造

蜂の毒針は、のこぎり状の細い刃が密生した2枚の尖針が刺針の外側を覆っています

この尖針が交互に動くことで皮膚の繊維を切り裂きながら刺さっていきます。

ミツバチと違い刺さると抜けない返し状にはなっていないので、皮膚繊維に引っかかって抜けなくなることはないので、何度でも刺してきます

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毒の成分とメカニズム

毒液は様々な微量の整理活性物質の混合物であり、毒のカクテルとも呼ばれています。

この毒の成分によって起こる症状が変わります。

その成分は大きく分けて4つに分類できます。

①アミン類は、痛みかゆみの原因になります。

②低分子ペプチド類は痛みの他に、赤血球破壊、血圧低下、アレルギーの原因になります。

③酵素類は、組織障害、赤血球破壊、アレルギーの原因になります。

④非酵素系神経毒は、神経系に作用します。

このような成分の作用によって、激しい痛みや急性アレルギー反応を引き起こします。

また、蜂は毒を注入するだけでなく空中に散布することもあり、毒が目に入ると失明の恐れもあります。

一度蜂に刺されると、蜂毒に対する抗体が体内に出来るので、二度目に刺されると命に関わるようなアレルギー反応であるアナフィラキシーショックを起こす可能性が高まるので、特に注意が必要となります。

羽の秘密

蜂は羽を上下ではなく前後に動かして飛びます。

それは、蝶のように大きな羽を持たず、また、4枚の羽を独立して動かすことも出来ない蜂にとって、羽を上下に動かすためのエネルギーロスは致命的です。

しかし、羽を前後に動かし、その時に羽の角度を変えればエネルギーのロスなどを生じることなく、揚力を生み続けられます。

さらに、羽が非常に小さいため大きな反作用を受けることもなく、空中でバランスを崩すこともありません。

まとめ

スズメバチは毒や毒針、羽に様々な特徴があり、特にあの小さな羽で素早く長く飛べるように他の昆虫とは違う動きが出来るようになっているのだと知りました。

また、毒の成分には直接人の命に関わる成分が入っている訳ではなく、アレルギー反応によるものなので刺された際は症状の変化に十分注意したいと思います。

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